【第806号】怖いけど進まないと…!

こんにちは!
あなたの「ええもん」を探して育てる専門家
「ええもん発掘・育成パートナー」
ハラユキヒコです

先日、私は人生の節目にあたるような
経験をしました

これまで5年以上の間、
怖くて、怖くて、怖くて
手が震えてしまい
「やらなくっちゃ!」と思いながらも
先延ばしにしてきたこと

ついに
その先延ばしにピリオドを
打つことができました

その「怖いこと」とは

息子と腹を割って話すこと

本当は直接会って話すのが筋
しかし、息子は私と会うことを拒んでいました

折衷案として
電話で話すことになり
息子も了解してくれました

今回、私は息子から
どんな厳しいことを言われても
一切反論せずに素直に受け止めよう

そう決めていました

いざ息子との約束時間になり
私から息子宛に電話をする

スマホの通話ボタンを押す手が
緊張で震えていました

何度も躊躇しながらも
「えいっ」と押して
コール音が数回

「はい…」

息子の無愛想な声が聞こえてきました

しばらく近況を問答した後
私は

「今日は幸太郎(=息子)がお父さんに対して
思っていることを全部言ってほしい。
お父さんは素直に受け取るから安心してくれていいよ」

「別に、今さら何も話すことはない」

「お父さんに対して腹を立てている、
お父さんのこんなところが嫌だった、
お父さんが◯◯をやってくれなかったのが寂しかった、
とかいろいろあるんじゃないかな?」

呼び水になりそうなことを伝えたら 
息子は重い口を開き始めました

・俺らが言ったことを父さんは否定ばかりする
・小さい頃は遊んでくれたけど、すぐ寝てしまう
・中学受験の日、高校受験の日も知ろうとしなかった
・相談したくても、部屋にこもって勉強ばかりしていた
・こんな嫌な思いをしたことが何回もあって、
 父さんに話しても聞いてくれない、だったらもういいや
・ここ数日、何が理由かわからないけどメッセージが来るが、
 単に事務連絡としか思えないので反応しない

…そう思って、私と連絡を取り合うことを拒否してきた

息子は話してくれました

自分の仕業が息子の心に大きな傷を作ってしまったことを
悲しく思うと同時に、
辛いことをよく言葉にして返してくれた息子に
私は感謝の気持ちを伝えました

息子は改めて
「今後はもう関わらないでほしい」と
私に言ったのですが

私は
「元の家族に戻ったりすることはなくても、
大人と大人の付き合いで、
普通に話ができる間柄にしたい。

何も特別に仲の良い間柄でなくていい、
平穏な関係であれば、私はそれで幸せだ」

つまりは私自身の心のあり方を
息子に伝えて
電話での話し合いを終えました

怖かったし、辛かった

以前の私なら
「なんでここまで息子に言われなあかんねん!」と
癇癪を起こしていたかもしれません

しかし、
息子の心の底を知りたかったので
息子の話を否定することは一切しませんでした

おそらく、
息子の傷が癒えるには相当長い時間が必要です

もしかしたら
一生癒えることはないかもしれません

しかし
息子が世帯を持ち、子供の親となった時に
今の私の気持ちを理解してくれる時が来ると信じて
私はこれからの人生を生きていきます

平穏な毎日であることが
幸せであると感じながら…

あなたは平穏無事な毎日を過ごすことに
どれだけ幸せだと思っていますか?

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました

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