【第793号】あぁ、良い仲間たち(後半)

こんにちは!
あなたの「ええもん」を探して育てる専門家
「ええもん発掘・育成パートナー」
ハラユキヒコです

前号では、私の精神的な壁について
書いてみました

別れた家族に
会いたいという気持ちを
他人に打ち明けるところまでは
きたものの

本当に元家族たちが
会ってくれるのか

次の精神的な壁がやってきました

直接会って、話をして
自分の思いを伝えられれば満点

しかし

会ってくれない場合に
自分の思いを伝えるにはどうするか?

仲間が提案してくれたのは

・手紙を書いて送る
・LINEがFacebookメッセンジャーなどで送る
・ビデオレターをLINEで送る
・電話をする
・アポイントをLINEでとり、
 今すぐでなくてもいいから、後日直接会う  などなど

このようなアイデアを
出してくれた中で

今回私が選んだのは

「手紙を書く」という手段

約1週間かけて

A4用紙8ページちょっとにわたる文量を
書き上げて

元妻に連絡を取りました

「ちょっと話したいことがあるから
 1時間くらい時間をとってくれる?」

元妻のLINEに
こんなメッセージを送ったところ

既読から1時間後に

「わかりました」

とりあえず会ってくれることまでは
了解してもらえた

◯日の◯時に、◯◯の場所で

というアポイントを確定させ

その時間を迎えました

一旦人間関係がこじれてしまった人と
再開することは
やはりドキドキするもの

本人はどんな表情で
私の目の前に現れるのか

不安と恐怖と、ちょっとした楽しみと…

いろいろな感情が入り混じった状態の中、
本人が現れました

本人はいたって普通の表情でした
笑いもせず、怒りもせず

「元気か?」
「ん、まぁ、でも目の奥が…」という会話から
元夫婦の再会が始まりました

10分くらい世間話をした後に

「実は、今日伝えたいことがあって
 手紙に書いてきた。
 声に出して読むから、聞いてくれる?」

「わかりました」

…ということで

私が書いた手紙を
心を込めて、気持ちを込めて
元妻を相手に
読み上げました

嬉しかったこと、
悔しかったこと、
楽しかったこと、
悲しかったこと、
こうしてほしい、と思っていたこと
なんでわかってくれなかった?と疑問に思ったこと

そして

素直に謝りたいこと
素直に感謝したいこと

これからの関係についての
私の希望

私の心の中にあることを
全部吐き出しました

それを聴き終えて
元妻は

「半分くらいはそうだったよな、と思う一方
 残り半分は今日初めて知ったこと。

  
 でもちゃんと話を聞けてよかった」

と話してくれました

1時間くらいの予定が
気がつけば1時間40分

最後は握手をして
その場を後にしました

思った以上に
元妻の手は
温かかったけど
小さく感じた

こうした時間を
これからも時々とりたい
という私の希望に対しては

「ちょっと考えさせて」

として、即答を避けられました

まぁ、いきなり会って
「はい、わかりました」とは
そう簡単にいかないもの

…とはいえ、

はっきり「嫌です」と
断られるよりは
マシだったかと…

この日の別れ際に
一瞬だけ元妻がニコッとしてくれたのが

私の救いでした

今度は

子供たちとゆっくり
話をする時間を作りたい

そんな気持ちに駆られています

こうやって
元妻と話す時間を設けたことを
アドバイスしてくれた仲間たちに報告すると

「よくやった!」
「おめでとう!」
「また会いたい、まで言えたのはスゴイ!」

など、「承認」でいっぱいでした

こうして受け入れてくれる仲間たちって
本当にありがたい

今まで1年3ヶ月も

もっと言えば
夫婦間が冷え切った時期から数えると
6年近くも
まともな会話がなかった夫婦に

お互いに素直に言葉をかわす
勇気をくれたのは
まさしく仲間たち

あぁ、良い仲間たち!
本当にありがとう!

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました

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