【第759号】「メッキ」はすぐ剝がれるよ…

こんにちは!
あなたの「ええもん」を探して育てる専門家
「ええもん発掘・育成パートナー」
ハラユキヒコです

今回はちょっと政治ネタを
引き合いに使いながら
本質に迫ってみたいと思います

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5月26日に静岡県知事選挙が行われ、
即日投開票の結果、
前・浜松市長の鈴木康友氏が当選しました

立憲民主党をはじめとする政党の推薦を得た
鈴木氏が、
自民党推薦の大村候補を破り、
今後の静岡県政の行方に注目です

一方で、東京都知事選挙では
先日出馬表明をした、広島県・安芸高田市長の
石丸伸二氏をはじめ、
現職の小池百合子知事、
さらには立憲民主党の蓮舫議員までもが
出馬をほのめかす報道が飛び交っています

にわかに選挙戦が賑やかに
なってきた印象を感じます

特に、東京都や大阪府など
大都市を要する都道府県知事選挙では
昭和末期あたりから
「人気投票」的な様相を呈しています

過去の東京都知事選挙では
作家の青島幸男さん、石原慎太郎さん、猪瀬直樹さん
国際政治学者の舛添要一さん
そして、元TVキャスターの小池百合子さんが
これまでに知事職を務めました

かたや、大阪府知事選挙では
漫才師の横山ノック(本名 山田勇)さん、
弁護士の橋下徹さんなどの名前が挙げられます

こうした選挙の時に大事なのは

各候補の「公約」

この地域をどのような姿に導くかの
設計図を示して、
有権者と「約束」をすることを前提として
投票したいものです

単にメディア露出が多くて
知名度が高いから、という理由ではなく、
その候補者が、どんなことを有権者と
約束してくれるのか、

その約束はちゃんと守られるのか、

途中でブレブレになって
撤回するようなことがないのか、

有権者の皆さんには
是非とも厳しい眼で見極めたうえで
貴重な一票を投じていいただきたいと思います

ところで、
選挙期間中には各候補者が
街中や区域に出向いて演説を行なう
機会が多々あります

地域密着型の政治家で
普段から自分自身の信条や考えを
有権者に伝えている人ならば
その人の考えが
有権者に浸透できているかもしれません

また、実際に地域政治の場であげている
活動実績がモノを言います

しかし、その土地に縁もゆかりもない候補者や、
政局がらみで国会議員から鞍替えをする候補者は
この選挙期間中でなければ、
候補者自身のビジョンを
直接有権者に語ることができません

票田欲しさに耳触りの良い公約を掲げても
本当にそれを実現できるのか

選挙の時だけ有権者の近くに行き
普段はお高いところにいたまま
現場に降りてこない

そうした候補者は
早晩「メッキ」が剥がれます
!!!

メッキが剥がれてから
あれこれ文句を言っても「あとの祭り」

情けない候補者を選んだのは誰ですか?

厳しい言い方になりますが、
メッキを見抜けなかった有権者自身にも
政治腐敗の責任の一端があります

政治家だけが責任を負うのではありません

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さて、このような理屈は
企業経営の中でも当てはまります

会社という組織を率いる
経営者ご自身の「公約」は何なのか?

最初は社員に寄り添うような
項目・施策を掲げていても、

いざそのような事態になった時には
社員に冷たい待遇をしてしまう

結果、社員たちは経営者に裏切られた思いを抱き
会社を去っていく

社員たちが去った後の会社は
人手不足に苦しむ…

あなたの組織は
こんな「負のスパイラル」に
陥っていないでしょうか?

本気度を出した「公約」を
社員たちと結んでいるでしょうか?

社員たちは非常に厳しい眼で
経営者であるあなたの一挙手一投足を
つぶさに見ています

上っ面だけの「メッキ」は
すぐに剥がれます!!!

ご用心、ご用心

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました

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