こんにちは!
あなたの「ええもん」を探して育てる専門家
「ええもん発掘・育成パートナー」の
ハラユキヒコです
この「三冠王ブログあるある」ですが、
読者のあなたに質問です
あなたが、あるコンサルタントに相談している
お客様(=クライアント)だとします
あなたにとって
「このコンサルさんはとてもいい人だなぁ…」
と思えるコンサルタントはどんな人ですか?
(画像元: pixta.jp)
ちょっと考えてみてください
Thinking time, Start!
オンラインセミナーなら、
「チャットに書き出してみて」
という感じでしょうか…
さぁ、どうでしょうか?
ここからは私の勝手な邪推ですが
おそらく
「質問にちゃんと答えてくれる人」
「面倒なことをやってくれる人」
「いろいろなことを詳しく知っている人」
「経営者の代わりに手続きをしてくれる人」
「ITのプログラミングを短時間でやってくれる人」
…これくらいにしておきましょうか
これらは平たく言えば
「事務代行・業務代行」の世界です
おそらく商工会や商工会議所の
経営指導員さんたちも
同じようなスタンスで
会員事業者の皆さんから見られているように思います
民間コンサルタントの中にも
事務代行や業務代行で収益をあげている方々も
少なからずおられるので
まぁ、ポジショニングとしては
ありかもしれませんが…
本当にそれで良いのでしょうか?
ちょっと視点を変えて
「親身になって考えてくれる人」
「こっち(=事業者)の気持ちに寄り添ってくれる人」
「悩みをしっかり受け止めてくれる人」
…というような
感情論的な答え方をされるケースも
考えられます
今風に言えば
「共感できる」人
これも大事ですし、
実際に私も
ご相談者の話に共感できることは
「そうですね…」
「私もそう思います…」
というように態度を示しています
コンサルタントとは少し立場が異なりますが
スピリチュアル系のカウンセラーにも
このように思われている人が
多いのではないでしょうか?
「つらいんです…」
「うんうん、わかる! つらいよね…」
問題はその後
…で、共感した後どうするの?
これがなかったら
何も解決しません
まぁ、人によっては
話を聴いてくれるだけでいい、
というクライアント様もいますので
そのような人ならば
そこで終わっても構いませんけど
少し厳しい言い方をすれば
単に共感するだけならば
傷の舐め合いに
留まっているだけではないか?
私には
そう思えてなりません
なぜか?
相手が全く行動しないからです
最初に挙げた
事務代行や業務代行はその典型
批判を恐れずに言えば
「便利屋さん」と何も変わらない
厄介なこと、面倒くさいことを
事業者の代わりにやってあげるだけで
事業者にとっては
手間が省けるだけ
よくある例が
補助金申請に使う事業計画の作成代行を
業務としているコンサルタント
そりゃ、街の小さな会社・お店にしてみたら
計画書を書くことを
二の次・三の次くらいに考えている人が
圧倒的に多いでしょう
だって、ただでさえ
人が足らなくって忙しいんだから
じっくり腰を落ち着けて書いている暇なんで
ないですからね
そんな時
「あなたの代わりに計画書を作ってあげますよ」
と言われたら
飛びつきますわね…
でもね、
他人が書いた計画書なんて
所詮、他人のもの
自分の計画書ではありません
それが証拠に、
計画書に書かれた補助事業を
ちゃんと実施している事業者は
思ったほど多くないのが事実
先月末に公表された
国の事業再構築補助金の
第12回公募要領に
「事業計画書は、申請者自身で作成してください」
とわざわざ注意書きが書かれています
それだけコンサル任せにしている
事業者が多いことの裏返し
後にあげた「共感型」の場合はどうでしょうか?
行動を促すならば
「つらいけど、気持ちを強く持って
前向きに頑張っていこうね!」
というような言葉がけを
するかもしれませんね
これも、私から見れば
異論があります
相談者の立場になって
考えてみてください
こっちは
前向きになれないくらいにつらいから
あんた(=コンサルタントやカウンセラー)に
相談してるんじゃないか、
それで「前向きになりなさい」って言われても
どうすれば前向きになれるのか?
それを解決するのが
あんたの仕事だろ?
そう言いたくなりませんか?
こういうことも踏まえて
私自身は
「教えないコンサルタント」の
ポジショニングを貫いています
事業計画書の作成コンサルならば
あくまで作成するのは事業者自身
コンサルは
公募要領等に問われていることを照らして
事業者が書いた計画書を見て
必要ならば指摘して修正を促す
元になる計画書そのものを
事業者が作らない場合は
一切お断りしています
「産みの苦しみ」とでも言えるでしょうか
苦労して、苦労して、苦労して
作り上げた計画書ならば
愛おしく思えますし、
なんとしてもこれを実行しよう、という
意欲が湧いてくるはずです
事業者自身から見れば
それだけご自身が成長できたことの証
次に何かの計画書を作るときには
この経験が基礎となって
初回よりもグンと簡単に思えてくるのでは
ないでしょうか
これこそ
本当の意味での
「寄り添い」ではないかと思います
人によっては冷たく思えるかもしれませんが
良い意味で「突き放してみる」
私はこのスタンスを
改めて大事にしていこうと思っています
それが相手にとっての
本当の成長・成果につながるならば
「いい子ちゃん」でいる必要はありません
そんな冷たいやつは嫌だ、というならば
近づかないでください
こちらも
便利遣いする人たちには
近づきませんから
今回は少々過激な言い回しが
出てしまいましたが
私の素直な気持ちを吐露したかったので
ご勘弁くださいね
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました
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